
僕がこれまでに訪れた場所の中で、Google Mapのレビュー件数が最も多い観光地【トレヴィの泉】&真実の口に行ってきた記録をご紹介します。
トレヴィの泉とは?
初代ローマ皇帝アウグストゥスが建設させたヴィルゴ水道(古代ローマ時代に水を供給してた水道)の改修を記念して建設されたバロック様式の噴水。設計はローマの建築家ニコラ・サルヴィ。1762年完成。高さ26メートルもある、ローマで最も大きい人工の噴水。
彫刻の中心にいるのは、ローマ神話で海や川、湖を司る神とされている「海神」ネプチューン。ネプチューン左はローマ神話で「豊穣の女神」とされるケレス。右は同じくローマ神話で「健康の女神」とされるサルース。
冒頭でも書きましたが、「僕がこれまでに訪れた場所の中で、Google Mapのレビュー件数が最も多い観光地」で、Google Mapのレビュー件数は、22万4千件(2019年11月時点)
僕は普段観光地を調べる時、レストランを調べる時なんかも基本Google Mapで調べるのでよくわかりますが、20万件オーバーはかなりすごい。参考で言えば、ドイツの「ベルリンの壁」は約3万件、スペインの「サグラダ・ファミリア」は約12万件、フランスの「エッフェル塔」でも19万件。
実際行ってみてよくわかりましたが、11月のオフシーズンにも関わらずこの人だかりです。
街の中心にあって誰でもタダで見れるので、まぁこうなりますね。
ちなみにイタリアには数々の世界遺産がありますが、「トレヴィの泉」は世界遺産にありません。それは、ローマは”街全体”が世界遺産だからです。
世界遺産登録の正式名称は「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」となっています。ヴェネツィア広場を中心に半径3キロ圏内がローマ歴史地区。トレヴィの泉はパンテオンと同じく、このローマ歴史地区の中にあります。
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コインを投げる言い伝え
トレヴィの泉は泉を背にしてコインを投げると、願いが叶うという言い伝えがあります。
1回投げた場合:またローマに訪れることができる
2回投げた場合:大切な人と永遠に一緒にいることができる
3回投げた場合:恋人や夫・妻と別れることができる
だそうです。
※3枚目の願いは、かつてキリスト教が離婚を禁じていたそうで、その名残らしい(Wikipedia参照)
観光時の注意点
トレヴィの泉における注意点というか、ヨーロッパの観光における注意点ですが、こういう人混みの観光スポットでは「スリや置き引き」に注意しましょうとよく言われます。
警察と思われる人が周辺警備してるんですけど、これだけ人がいたらわかんないですよね。どうしても写真に気を取られる瞬間があるので、バッグやリュックにはお気をつけください。
あと、トレヴィの泉はこんな感じで段差になってて、降りたい時は真ん中から。上りたい時は正面左からが基本ルートらしいです。警備がピーピーうるさかったりするので、一応覚えておきましょう。
帰りに「真実の口」にも行ってみた
ローマの休日でおなじみの「真実の口」。トレヴィの泉を南に20分ほど歩いた、「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」の廊下の壁に飾られています。
これナニ?って感じですが、どうやら元々は「マンホール」だったよう。口に手を入れると、偽りの心がある者は、手を抜く時に手首を切り落とされる、手を噛み切られる、あるいは手が抜けなくなるという伝説があって、有名になったもの。
彫刻は、ギリシア神話に登場する海神オーケアノスの顔とされているよう。
真実の口は上の写真のように横からは好きにパシャリできるようになってますが、正面からパシャリたい場合は列に並ぶ必要があります。みんな口に手を入れてパシャリたいですからね。ちなみに確か列に並んでパシャリする場合は、2ユーロ必要です。
僕は横からパシャリできれば十分だったので列には並びませんでした。
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ちなみに、真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会は、無料で見学可能です。
おわりに
この前行ったパンテオンもトレヴィの泉も、存在感が圧倒的。ヨーロッパいろいろウロチョロして、美術館や博物館もよく行ってますけど、こんなに躍動感ある彫刻ってなかなか見れないと思います。人混みはすごいけど、行く価値アリ!
トレヴィの泉は夜はライトアップされて、それはそれでまた良いみたいなので、そのうち夜も行ってみたいと思います。
2019年11月18日追記)
夜のトレヴィの泉もすごいキレイで、めちゃめちゃ混みあってました。