
ローマの定番観光スポットのひとつ【世界遺産カラカラ浴場】に行ってきた記録をご紹介します。
この記事の目次
カラカラ浴場とは
ローマ帝国皇帝カラカラの時代に造られた施設なので「カラカラ浴場」。浴場ということからわかる通り「お風呂」です。まさにテルマエ・ロマエ(ラテン語でローマの浴場という意味)そのもの。
ただ、単に銭湯として機能していたわけではなく、敷地内にはジムやサウナ、図書館もあったとされています。今の日本で言うと、コナミスポーツのような大型スポーツジムに図書館がくっついたような感じでしょうか。
以下は当時のカラカラ浴場全体図のイメージ。縦225メートル×横185メートルとかなり巨大な施設。
以下は当時の内観のイメージ。今から1800年以上前の216年に完成した建物とは思えない見た目。
現在は人気の観光スポットとなっています。
【営業時間】
月曜日~日曜日(1月1日、5月1日、12月25日は定休)
9時~16時30分(季節によって変動あり)
16時30分までの営業は冬の1番短い時で、夏は19時まで営業しているようです。
【入場料】
大人1名:8ユーロ(約1,000円)
18歳以下無料
僕が行った限りそこまで混みあう場所ではないので、チケットは直接現地購入で問題ないと思います。入場は閉館1時間前までとなっています。
【見学所要時間の目安】
30~40分程度
場所はこちら
コロッセオから徒歩圏内にあります。
カラカラ浴場の写真
めちゃめちゃ巨大な遺跡です。7月8月頃は、オペラ座の野外公演がこのカラカラ浴場で開催されるらしい。
床のモザイク跡。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、写真中央の壁にある白い石、当時壁の装飾だった石の残りが落ちずにそのまま残ってるものと思われる。
ダビデ像的な彫刻が飾られていたと思われる窪みがいくつもある。
この壁だけ壁画が残ってました。この当時のローマは男性同士のカップルは普通にいたらしく、カラカラ浴場は発展場だったよう。
こういった公衆浴場は身分問わず誰でも利用できた、古代ローマの人々にとって重要な憩いの場だったよう。お風呂、銭湯、温泉大好き日本人としては共感しやすいところです。
おわりに
この当時はこんな立派な浴場があってみんなでお風呂入る文化があったのに、今は公共浴場も無ければ家庭にバスタブ自体無いところも多い。習慣の変化はいつからだったんだろう?と思う1日でした。